個人出版(自費出版)実践マニュアル
2007年版 個人出版(自費出版)実践マニュアル 売れる本よりも売りたい本を 高石 左京 著 ハンドルネーム:両国の隠居 A5判・本文128頁/定価1575円(本体1500円+税)/太陽出版発行 ISBN4-88469-494-5 扉のページのリード文より 一般論をご紹介するつもりはありません この本は、個人出版・自費出版のための実践的な本作りマニュアルです。 JPS出版局における具体的な受注金額や契約内容を例に挙げ、本作りの実際を紹介しています。 この本を参考に本作りの予算を考え、納得のいくところに本作りや販売の依頼をされることをお勧めします。 【目次】 《本作りマニュアルシリーズ 発刊にあたって》 ■第1編 個人出版(自費出版)実践マニュアル 第1章 個人出版って何? 第2章 本作りの予算を考える 第3章 個人出版した本の売り方 第4章 個人出版とインターネット徹底活用法 第5章 小説家を志す人へ 第6章 絵本作りと絵本の売り方 第7章 本の企画を考える ■第2編 売れる本よりも売りたい本を 第1章 もっと手軽に自分の本を作れたら 第2章 「共同出版」と「懸賞募集」の甘い罠 第3章 自分の本を作りたい理由を考えよう 第4章 本にする原稿をまとめよう 第5章 自分の本を売ってみよう 第6章 安く本を作る方法を考えよう 第7章 物書き稼業と編集稼業の裏表 第8章 昨今の出版業界のお寒い事情 第9章 いまどきの本屋さんと物流事情 第10章 本は売れたときが怖い 《個人出版を志す人へ》 本のあとがき『個人出版を志す人へ』より ■出会えて良かった 前著『38万円で本ができた』を出したあと、多くの方に巡り合いました。 私の本を手に当時の私の住いだった両国まで訪ねて来てくださった方、 各地で催して頂いた私のセミナーに駆けつけてくださった方など、発行後1年で500人を超えました。 過去にもさまざまな出版物を手掛けてきましたが、 わずか1,000冊しか印刷していない本で、その読者の半数以上の方と会えるなんて前代未聞です。 本の役割が、著者や出版社からの一方的な情報の垂れ流しでなく、 本を触媒として人と人の出会いが生まれるコミュニケーション手段そのものであると改めて実感させられました。 ■見切りを付けたはずの出版業界だったのですが この本の中でも書きましたが、出版業界は『出版村』と呼ばれるほど閉鎖的な社会です。 さらに細分化されて『神田村』『本郷村』などとも呼ばれてきました。 それでも出版という文化を担っているという自覚や誇りもあり、業界人であることを鼻にかける風潮さえ出てきました。 著者の多くが知名度のある小説家や学者や経済人であり、その人たちと対等に付き合っているという自惚れさえあったのです。 当然、つま先立って歩き続けることになります。 私も自重しながらもいつの間にか業界にどっぷり浸かっていました。でも何か違うという感覚は常にありました。 事業家として走りつづけた後の4年ほど前、何かがプツンと切れて出版業界から離れました。 細々と自分の作りたい本だけを作ったり、ゴーストライターの仕事などを引き受けて生活の糧を得ていた2年前、 偶然の出来事からインターネットに出合いました。その後のことは多くのネット仲間が目撃しています。 ■見えなかったものが見えてきた あれよあれよという間に出版の世界に引き戻されました。 ところが戻ってきた出版の世界はわずか2、3年の歳月なのに浦島太郎のような変貌振りです。 それも悲惨ともいえるような出版業界の現実を目の当たりにすることになります。 これはたぶん2、3年だけの変化ではありません。 私自身がその業界にどっぷり浸かっていたので見えなかった時代の変化だったのでしょう。 2、3年の隠遁生活が私の感覚を世間並みに回復してくれたのかも知れません。 そしてインターネットです。 偶然始めたブログから今まで付き合ったこともないような様々な立場の人が次々と飛び込んできました。 職種、年齢、性別、居住地、家族構成、趣味・嗜好。これほどまで多彩な人に会えるなんて仰天です。 ■JPS出版局誕生 その人たちの話を聞きながら改めて今の出版業界を見直してみました。 都心へ戻ったので昔の業界仲間も次々と訪ねてきます。 一方で出版業界とは無縁の人、一方では業界人として主戦場にいる人。 この対比の中で今の出版業界の問題点を考え続けてきたのがこの2年間でした。 ふと気付いたのが個人出版の今日的な意義です。 もしかすると個人出版は、ただ本を作りたい人がいるからやるだけではない、 本来の出版という社会的な存在価値を今一度見出す方策なのではないかと思えてきたのです。 今、多くの仲間が集まってきています。 インターネットで知合ったさまざまな立場の人、自分の本を作りたい人、 出版関連の仕事につきたい人、今の出版業界に疑問を持つ人たちです。 さらには先の見えない出版業界の現状に危機感を覚えて相談に来る業界の人たちです。 これだけの人がいて、これだけのニーズがあるのだから放っておく手はない。 自分たちで改革の第一歩を歩みだそう。それがJPS出版局誕生のきっかけです。 ■あなたの参加を待っています 主な事業は本の製作と販売の請負です。 でもそれだけでは従来の共同出版業者たちと大差ありません。 製作費を低減したとしても単なる廉価バージョンの会社です。 JPS出版局は個人出版を支援する会社として存在したいと考えています。 その方策の一つが事業のすべてをガラス張り経営にすることです。 著者から頂いた製作予算の使い道、販売の実態から経理内容まで。 100%の公開は不可能かもしれませんが、可能な限りそのすべてを公開していきます。 そしてより広範な人たちの参加です。 著者と編集者だけでなく読者までもが一体となり、個人出版された本を育てていきたいと考えています。 【収録内容のご紹介】 内容紹介に代えて、目次と小見出しを網羅しました。 ざっと目を通して頂ければ主な内容はご理解頂けるのではないでしょうか。 第1編 個人出版(自費出版)実践マニュアル 発刊に当たって ■一般論をご紹介する気はありません ■ネット仲間が作った会社 ■自費出版ブームの裏で ■自分たちで会社を作るしかない ■私たちのテーマは個人出版の支援です ■あえて広告のような書き方にします ■テーマごとにまとめます ■いつでも気軽にお越しください 第1章 個人出版って何? 著者の勘違いを誘う『共同出版』 ■『共同出版』は著者の勘違いを狙った命名 ■「本屋さんに並べます」に惑わされないでください ■大きく宣伝する『出版社』ほど危ない ■年間1万人近い『共同出版業者』の客 ■本屋さんに並べるだけでは売れない ■その製作費は妥当ですか ■見積り明細を提示できない共同出版業者が多過ぎる ■最大の問題は出来上がった本の所有権 ■印税という言葉のごまかし JPS出版局の場合は ■製作見積りと請求書 ■本の所有権は ■本の売上は ■権利関係は ■発行者は、あなたです 個人出版と商業出版の違い ■『企画出版』は共同出版業者が作った言葉 ■出版社は本来『商業出版』 ■いま、改めて個人出版を考える ■個人出版だからこそ可能になる独創的な企画 ■世に問うことが個人出版の課題 ■読者の存在抜きに個人出版は考えられない ■個人出版本の普及を考える ■一人でも多くの人に読んでもらうために ■ネットでの紹介方法や各種イベント企画 個人出版本の企画を考える ■著者の個性の表現こそが個人出版の醍醐味 ■科学書でさえも著者の個性の表現です ■個人出版は自分探しの旅 ■あなたにしか見つけられないものがあるはずです ■日本全国、多種多様 ■視点を変えれば出てくる企画 ■読者への優しさも求められている 第2章 本作りの予算を考える 本の定価と印刷部数 ■印刷部数で、一冊当たりどの程度原価が違うのか ■1,000冊と3,000冊では一冊当たり2.4倍も違う ■市場競争を抜きには考えられない ■原価率だけで定価は付けられない ■個人出版の初版は1,000冊程度から考えたほうがいい ■せめて1,000冊は売れる本が個人出版のハードル まず予算ありきです ■出版は博打(ばくち)じゃない ■入れ物(装丁と頁数)を先に決めよう ■常にリスクヘッジ(損失の危険を回避すること)が個人出版の基本です ■本作りでのローンは生活破綻予備軍 ■やはり初版1,000冊が出発点 ■重版原価率はここまで下がる 本作り、どれだけの経費がかかるか ■店頭で売る本を考えると ■概算の予算を把握することの意味 ■大雑把な文字数から頁数を予測する ■例を挙げてみます ■経済的な本文頁数は ■予算の物差しを準備しました ■さらに明細はホームページで紹介します ■46判、基本製作費一覧表 ■デザイン料だけは個別にご相談します 第3章 個人出版した本の売り方 出版流通ルートに乗せよう ■書店ルートと個人売り ■アマゾンなども出版取次経由 ■出版取次ルートへの手配はどうなるの ■JPS出版局で取扱う場合の発売元出版社 ■著者の立場から見たJPS出版局の取引条件は ■返品率が利幅を左右する ■返品率でどれだけ著者の回収金額が変わるか ■出荷・返品経費を控除した著者の実収入 ■新刊配本は絞り込んだ方がいい ■それでも新刊配本は必要です ■本屋さんへは小部数配本、ネット書店重視 個人で直接売ってみよう ■直接自分で売ることに意味がある ■回収金額は倍以上 ■書店(ネット書店)ルートも欠かせない ■本の売り方についても一緒に考えたい ■個人の限界を乗り越えられる方策を考えよう 第4章 個人出版とインターネット徹底活用法 インターネットが可能性を拓いた ■広がるインターネット人口 ■インターネットが招いた書き手の増加 ■インターネットだけでは伝わらない思い ■個人出版がインターネットの弱点を補う ■インターネットとの連動こそが個人出版成功の決め手 ■個人出版と知名度 ■ハンドルネームで出した1冊の本 ■ブログだけで1,000冊は売れる ■読者の反応がストレートに帰ってきた ■本作りの前にブログとSNSを 確実な読者を増やすことの意味 ■商業出版と張り合うことは無意味です ■共感してくれる人、お互いが共鳴できる人を探そう ■本を作りたいと思うことだって共通点 ■ネット時代における本作りの幾つかのポイント ■自己紹介の大切さ ■読者が「私のための本だ」と思ってくれないと ■相手と目線を合わせた対話のような本 ■ネット仲間の10分の1 第5章 小説家を志す人へ(創作文芸シリーズのご紹介) まず、ファンありきです ■著者と一緒に考えます ■なぜ新人の小説が売れないか ■あなた自身、どのような小説を買いますか? ■読み終わらなければ良し悪しが分からない ■つかみが良くても ファンと著者と編集者 ■先ず、ファンありき ■新人賞に応募しています ■担当編集者に認められれば ■100人の愛読者さえつかめれば 小説家の背負う十字架 ■三つの関門 ■運だけで認められた作家もいない ■小説だけで食えない 一歩前へ踏み出そう ■自分が生きた証です ■さてさて、どうするか? ■何かを始める時期です ■JPS出版局からの提案です ■最初の一冊の本 ■装丁を統一しました(製作費の軽減) ■シリーズ作品の相互紹介 10人で作る一冊の本 ■遥かに遠い道のりだけど ■広報誌を作ろう ■具体的には ■電子書籍・リアルタイムパブリッシングでも公開 ■ジャンルは問いません ■派手にやろうよ、シリーズ創刊祝賀パーティ&出版記念パーティ もう一度改めて、創作文芸シリーズの概要紹介です ■格安の費用で作ります(創作文芸シリーズ特別価格) ■シリーズ装丁(装丁を統一して廉価バージョンを実現しました) ■アマゾンなどのネット書店、全国のどの本屋さんでも注文できます ■本の売上は、著者の手元へ(販売経費はこれだけです) ■本の著作権と所有権は、発行者(著者)にあります ■シリーズに加えるかどうかの審査だけはさせて頂きます ■独自の宣伝方法を準備しています 第6章 絵本作りと絵本の売り方(小さな絵本シリーズを作ろう) ■割高な絵本の製作費 ■ちょっとだけ用紙の話 ■小部数だとどうしても高くなってしまう ■基本ベースの経費が大きいのです ■最大の問題は初版部数の違い ■実際に掛かる経費は? ■それでなくても絵本は売れない ■幼稚園・保育園の一括採用が主要な流れ ■子供の判断に任せられる絵本を作りませんか ■絵本の形態にこだわることもないのでは ■本屋さんでは、ほとんど売れない ■それでも作りたい ■先入観を捨てて考えると ■こんな絵本を考えました ■何とかここまでは経費を抑えられる ■本の装丁を決めた後は ■売り方にも、ほかの本以上の努力が必要です ■絵本の個人出版も、これでも少しは身近になったのです 第7章 本の企画を考える ■胸に突き刺さった一言 ■何のための、そして誰のための本作りか ■読者を見据えた出版企画 ■自分の本の企画書を書いてみよう ■企画の趣旨と読者対象さえ明確になれば ■自分のためのチェックシート ■企画書の主な項目 いまさら聞けない著者の仕事 A to Z ■著者と出版社の共同作業です ■本作り、著者は何をしなければいけないの? ■原稿は、ワードでも一太郎でも、何でもいい ■本の装丁のイメージを伝える(カバーデザイン) ■原稿段階での編集者との調整 ■DTP(印刷仕様にするためのパソコン編集) ■著者校正って? ■図・表・写真・カットをペタペタと ■カバーと本文の色校正 ■サー、もう一度校正だ ■これは編集者に任せておけばいいのだけど ■本が出来たよ ■本の製作にかかる日にちは ■余談ですが 第2編 売れる本よりも売りたい本を 「38万円で本ができた」改訂稿 第1章 もっと手軽に自分の本が作れたら ■誰もが手軽に自分の本を作れるように ■この本はブログから生まれた ■私は『両国の隠居』です ■なぜ自費出版を個人出版と言い換えたのか ■個人の経費で本を作る人が増えてきた ■改めて個人出版を考える ■これからの個人出版、共同出版 第2章 『共同出版』と『懸賞募集』の甘い罠 ■『共同出版』という名の甘い罠 ■すべてが仕組まれた罠にしかすぎない ■懸賞募集の甘い罠 ■懸賞募集の裏側 ■ここまでくれば詐欺そのものでは ■読者という存在 ■読者のいない本って何? ■読者のニーズに応えられないようでは ■著者と編集者 第3章 自分の本を作りたい理由を考えよう ■島崎藤村や宮沢賢治が自費出版に踏み切った理由 ■本でないと伝わらない思いもある ■個人でも採算の採れる本作りを提案したい ■まずはテーマ設定と読者対象の見極めです ■定価換算原価率40%以内でないと採算が採れない理由 ■まだまだかかる営業経費 ■私が『個人出版』と呼ぶ理由 ■費用対効果や採算も考えよう ■採算も含めて共に考えてくれる出版社を探そう ■ある出版社の話 ■一人出版社 ■出版事業もまた自己表現なのかも知れない ■個人出版も一人出版社も自己表現。そして編集者も 第4章 本にする原稿をまとめよう ■誰もが情報発信をする時代 ■文字で自己表現する人の底辺が広がった ■それでも本にすることとの間に障壁が ■ブログと本作りで新たな世界が広がる ■文章で伝えることの意味 ■ブログは本作りの前段階 ■意外と読みにくいブログの文章 ■ブログにはブログ用、本には本のための文章構成が必要です ■私流ブログ用の文章の書き方 ■ブログ用文章を本の原稿用文章に書き改める ■読みやすい文章にはリズムがある ■ひらがなの海に漢字を浮かべるように ■起承転結が文章の基本 ■一般書・実用書の原稿のまとめかた ■伝えたいポイントを整理する ■実用書では文章を書く前に写真や図表、イラストを整理します ■文字の多い本の場合は小見出しと頁割りを考えよう ■読者の予備知識を引き出すことがベースになる ■強調すべき点は言葉を替えて繰り返す ■一冊の本の構成はワンパターンのほうがいい ■目次を見たときに、全体の流れが分かる構成を ■やはり最後は第三者の目が必要です 第5章 自分の本を売ってみよう ■自分で直接売れないような本が売れるわけはない ■その本の存在を知ってもらうことの大切さ ■本が出来てからでは遅いのです ■まずはブログで自己PRから始めよう ■ブログなら本の中身も紹介できる ■この本の場合 ■どのようにして本屋さんに本が並ぶのか ■アマゾンなどネット書店も『正常ルート』の延長 ■効率を考えるとやはり出版取次利用 ■このようにして本屋さんに本が並ぶ ■出版社と出版取次の取引条件 ■卸値だけでない取引条件 ■売り買いされる取次口座 ■個人で作った本を書店に並べるには ■効率的なのは既存の出版社の利用 ■「本屋さんに並べます」には踊らされないでください ■協力してくれる出版社はいくらでもある ■印刷にかかる前に発売元出版社との打ち合わせが必要になる ■発行元と発売元を分けることもできる ■発売元を使い分けています ■ある女性編集者の思い出 ■手がけた本への思い入れ ■一冊でも多くの本を読者の手元へ届けたい 第6章 安く本を作る方法を考えよう ■機械の大型化の弊害が出版物にも ■それでも高すぎる ■出版社の固定経費が膨れ上がった ■さらに外装にこだわる風潮が拍車をかけた ■厚化粧を落とせば安くなる ■本屋さんの本棚とレジまでの距離は遠かった ■集中すべきは、本の中身を良くすることでは ■装丁の大切さを否定しているわけではありません ■本を安く作る方法は、プレハブ建築に似ています ■出版社自身が原点に戻らなければ ■総合という名の陳腐な『一般出版社』 ■著者個人が情報発信元 ■だったら一人出版社を始めよう 第7章 物書き稼業と編集稼業の裏表 ■著者名という名の新たなブランド商品 ■著者名があとから付いてくる ■ブランドイメージの薄れた出版社 ■著者のブランドイメージに頼る出版社 ■今や著述も共同作業 ■物書き・作家になる方法 ■小説家になる方法 ■ある作家の場合 ■作家デビューの方法 ■コピーライターになる方法 ■実用書・一般書のライター兼編集者になる方法 ■翻訳者になりたい人に一言 ■フリーのDTPオペレータと編集者 ■自分のスタンスが分からずに迷走する編集者 ■分業化・専門化がもたらした編集者への弊害 ■編集者にこそ出版流通の現状を知って欲しい ■人材が求められる出版業界ですが ■文章を書きたい、本作りに関わりたい衝動って 第8章 昨今の出版業界のお寒い事情 ■本を作る現場での実感です ■文芸書の実態 ■一般書、実用書の実態 ■社会科学書の実態 ■児童書・教科書の実態 ■ビジネス書・宗教書の実態 ■様変わりした出版業界 ■そしてまた同じような本ばかりが出来上がっていく ■3匹目のドジョウを狙え ■物まね出版社とぶったくり出版社 ■出版って本当にマスコミですか? ■出版することが凄いのだろうか? ■何を、誰に。書籍に不可欠な二つの要素 ■企画という言葉の意味 第9章 いまどきの本屋さんと物流事情 ■本との出合いの場を大切にしたい ■恐るべき万引きの実態 ■カメラ付き携帯電話の恐怖 ■本屋さんはショールーム ■金太郎アメのように同じ品ぞろえになる理由 ■なぜ、こんなに本屋さんが多いのか ■袋小路に追い込まれた本屋さん ■さらに同じ品ぞろえに拍車がかかった ■じゃあなぜ、それでも大型店の出店が相つぐのか ■中小の本屋さんは生き残れるのか ■それでも、本屋さんの生き残る道を考えないと…… ■本屋さんと出版社 ■データだけでない、何かが必要なのでは ■でもいまは、それも一概には勧められない…… ■委託制度に支えられ、本が巷に流れた ■再販制度が物流の背景にあった ■返品率の増大が委託制度の根幹を揺さぶった ■増大する返品リスク ■改善策のはずが出版物の多様性に打撃を与えた ■いつ自縄自縛から抜け出せるのか ■個人出版と一人出版社の社会的存在価値 第10章 本は売れたときが怖い ■本屋さんと出版社の攻防 ■初めチョロチョロ、中パッパ、赤子泣いてもフタとるな ■売れる本は手に取り方が違う ■切り上げどきは自分で決める ■もうベストセラーは手掛けたくない ■それぞれの本の売り方 ■常にリスクヘッジを考えるのが出版販売の鉄則 ■小さく生んで大きく育てる ■個人出版の課題は、いかに小部数に抑えるかです ■本は、突然売り止まる ■税理士さんの手に負えない ■後遺症は、3年はつづく ■数字に振り回される出版社 ■さらに商品寿命が短くなったための新たな問題 ■ロングセラーという言葉が死語になった出版業界 個人出版を志す人へ 前著『38万円で本ができた』の全文をこちらで紹介しています。この原稿に大幅な加筆訂正を加えて『個人出版(自費出版)実践マニュアル』をまとめました。 『38万円で本できた』の原稿です ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|